弁天橋実習場
J-eco Organic Farm
「J-eco Organic Farm」では、農業総合研究室(主に農学科2年生)で「一からつくるのっぺづくり」プロジェクトの野菜を育てています。のっぺとは新潟の郷土料理で、なるべく地元野菜を使い、環境に配慮した有機農法で栽培しています。
栽培品目はニンジン、サヤエンドウ、サトイモ、コンニャクイモなどで、その他、環境教育のイベントで使うサツマイモの栽培と、シイタケの原木栽培の管理もこの圃場で取り組んでいます。
隣接するミニ田んぼとフォレストガーデン(果樹と野菜、ハーブなどがあるミニ畑)は、1年生の農業基礎実習で管理しています。畑、田んぼ、小さな山があり、里山環境の創出をイメージしています。トンボやバッタ、オタマジャクシやカエルなど多くの生き物が見られるようになりました。
J-ecoふるさと農園
「J-ecoふるさと農園」では、新しくつくった畑で、「J-eco Organic Farm」の約2.5倍の面積があります。主に環境創生農学科が受講する農業基礎実習で野菜の栽培を行っています。
有機栽培を基本としており、土作りやたい肥作りなども化学肥料や農薬を使用せず行います。夏野菜ではナス、キュウリ、トマト、ピーマン、スイカをはじめ、新潟県の郷土野菜のカグラナンバンや茶豆、食用菊なども栽培します。
秋冬野菜ではサツマイモ、ハクサイ、ネギ、ニンジン 、カブの他、チューリップやスイセンなど球根類も栽培しています。 収穫した野菜は、バーベキューや鍋、焼き芋などにその場で調理して美味しくいただきます。調理に伴い排出された生ごみや除草した刈り草などは、たい肥にして土に戻す持続可能な循環型農業も目指します。
植物栽培温室棟
広さ約200 ㎡(約130畳)の大きなガラス温室で、観葉植物や在来植物の管理を行っています。 今後は水草の管理、木材乾燥、野菜や果樹の栽培など、さまざまな実習で利活用していく予定です。
ビオトープ池
環境復元実習で管理を行っているビオトープ池です。この池は近くの自然公園にある湿地を参考にして造りました。都市に小さな池を再生し、在来種の生息地として利用してもらうという目標で造りました。
池の管理、水質調査、生き物観察、在来種の種子を採取し発芽させて増やすなど、さまざまな学習に取り組んでいます。また、年度によりビオトープの設計・デザインし、実際に池をつくることもあります。