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環境の仕事紹介

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昆虫館

どんな仕事

生きている昆虫や標本を展示し、昆虫の種類や生態などを学んでもらう博物館の一種です。
昆虫は子どもに人気で、昆虫をきっかけに野生の生き物や自然環境に興味を持ってもらうねらいもあります。
仕事では昆虫の飼育や展示のほか、昆虫に関する体験イベントや自然ガイド、出張授業も行うことが多いようです。

必要なスキル

昆虫を見分ける知識、昆虫の飼育経験、昆虫標本を作る技術などが求められます。人に案内する業務も多いのでガイドの経験もあるとよいでしょう。さらに、案内パネルやグッズ制作を行うこともあるため、イラストレーターやフォトショップなどのソフトも扱いこなせると活躍の幅が広がるでしょう。

卒業生の声

磐田市竜洋昆虫自然観察公園
柳澤 静磨さん

害虫防除

どんな仕事

家庭に発生する害虫駆除のほか、医療品製造工場や病院などの害虫防除を行う仕事です。医療品などの製造環境の衛生管理はとても大切で、汚染源となる昆虫の混入を防がなくてはいけません。
昆虫の混入を防ぎ、管理するためには、まずその昆虫がどのような種類なのかを見分ける必要があります。
また、混入が発生してしまった場合、昆虫の種類を特定したのち、混入ルートを推定し、適切な防除を行います。

必要なスキル

昆虫を見分ける知識が求められます。混入害虫は小さなものが多く、顕微鏡を使い種を特定することがふつうです。美しく大きな昆虫ばかりではなく、小さな昆虫の見分け方や標本の作り方を学んでおく必要があります。

卒業生の声

シーアンドエス株式会社
加藤 駿さん
食品や医薬品を扱う施設や、病院の害虫防除を行っています。面接のさいに社員の方と昆虫の話で盛り上がった思い出があります。学生時代にはチョウの調査を行っていました。

益虫の飼育・研究

どんな仕事

昆虫の中には、野菜の受粉を運び、受粉させたり、作物につく害虫を食べてくれる昆虫がいます。また、ミツバチや蚕のように、人にとって有益な資源を生産してくれる昆虫もいます。これらを益虫(えきちゅう)と呼び、益虫を利用した環境保全型農業や、資材・商品開発が行われています。この仕事は益虫の研究・増殖飼育や、商品開発・販売などを行う仕事です。

必要なスキル

益虫の飼育方法は確率されていることが多いので、基本的にはマニュアルに沿っての飼育となります。きめ細やかな飼育管理能力が必要です。また、昆虫への愛があると、自然と飼育管理が丁寧になるのではないでしょうか。

卒業生の声

株式会社アグリ総研
松葉 雪絵さん
作物の葉を食べたり、病原菌を媒介する害虫に対する「天敵昆虫」を飼育する仕事をしています。学生時代は農業害虫の研究をしていたので、関係のある仕事につけて嬉しいです。